【Excel関数辞典】VLOOKUPの使い方と構文・エラー対策(初心者向け)

VLOOKUP関数は、指定した値を表の左端から検索して、同じ行の別の列の値を返す関数です。名簿、在庫管理、売上表などで頻繁に使用されます。

コピペしてすぐ使える

=VLOOKUP(

上のコードをコピーして、後ろに 検索値, 範囲, 列番号, 検索方法 の4つを追加して使います。

構文と引数の意味

=VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, 検索方法)

  • 検索値:探したい値(例:”P001″など)
  • 範囲:検索対象の表(例:A2:C100)
  • 列番号:返したい列の番号(左から数える、例:2)
  • 検索方法FALSE(完全一致)または TRUE(近似一致)

使用例

=VLOOKUP("P001", A2:C100, 2, FALSE)

“P001” という商品コードを A列で検索し、2列目(B列)の商品名を返します。

よくあるエラーと対策

エラー原因対策
#N/A一致する値が見つからない検索値のスペルや入力ミス、検索方法の指定が正しいか確認
#REF!列番号が範囲の列数より大きい範囲内の列数を超えないように設定
#VALUE!構文エラーや引数の不一致カンマや括弧の位置、引数の形式を確認

応用テクニック

  • IFERRORでエラー処理:

=IFERROR(VLOOKUP("P001", A2:C100, 2, FALSE), "該当なし")

  • MATCH関数と組み合わせて列番号を自動化:

=VLOOKUP("P001", A2:C100, MATCH("商品名", A1:C1, 0), FALSE)

関連関数


  • XLOOKUP:Excel365以降で使えるVLOOKUPの上位互換

  • INDEXMATCH:柔軟な検索が可能

  • IFERROR:エラー処理に便利