【Excel関数辞典】SWITCH関数の使い方と構文・値に応じた分岐処理を簡潔に・IFSとの違いも解説(初心者向け)

SWITCH関数は、ある値に応じて複数の結果を分岐して返す関数です。同じ変数に対して複数の条件分岐をしたいときに便利です。

コピペしてすぐ使える

=SWITCH(

上のコードをコピーして、後ろに , 値1, 結果1, 値2, 結果2, … のように指定します。

構文と引数の意味

=SWITCH(式, 値1, 結果1, 値2, 結果2, ..., デフォルト)

  • :評価する値(例:セルA1など)
  • :式と比較する値(例:”A”)
  • 結果:一致したときの返り値
  • デフォルト(省略可):どの値にも一致しなかった場合に返す値

使用例

=SWITCH(A1, "春", "3月〜5月", "夏", "6月〜8月", "秋", "9月〜11月", "冬", "12月〜2月", "該当なし")

A1の値が「春」なら「3月〜5月」、「夏」なら「6月〜8月」…のように返します。一致しない場合は「該当なし」と表示されます。

よくあるエラーと対策

エラー原因対策
#N/A一致する値がなく、デフォルトが指定されていない最後に デフォルト値を入れる
#VALUE!引数の数が不正「値→結果」のペアになっているか確認

応用テクニック

  • SWITCHは、IF関数のネスト(入れ子)を減らしたいときに便利
  • 固定パターンの入力値ごとに処理を分けるときに最適

関連関数


  • IFS:複数条件の柔軟な判定

  • IF:基本的な条件分岐

  • CHOOSE:数値インデックスで選択