【Excel関数辞典】OR関数の使い方と構文・いずれかの条件を満たすかを判定(初心者向け)

OR関数は、指定した複数の条件のうち 1つでもTRUE であれば TRUE を返す関数です。IF関数と組み合わせて「〇または〇のときに~する」といった処理に活用できます。

 

コピペしてすぐ使える

=OR(

上のコードをコピーして、後ろに 条件1, 条件2, … をカンマ区切りで続けます。

 

構文と引数の意味

=OR(条件1, 条件2, ...)

  • 条件1, 条件2, …:TRUEまたはFALSEを返す比較式やセル参照

 

使用例

=OR(A1>=80, B1="優秀")

A1が80以上またはB1が「優秀」の場合にTRUEになります。

=IF(OR(C1="男性", C1="女性"), "該当", "不明")

C1が「男性」または「女性」の場合に「該当」と表示します。

 

よくあるエラーと対策

エラー原因対策
#VALUE!引数に比較式でない文字列など条件式が正しいか確認する
常にTRUE/FALSE論理式の書き方ミス各条件を1つずつチェック

 

応用テクニック

  • IFと組み合わせて「どれか1つでも条件を満たしたら〇」
  • COUNTIFやSEARCHと併用して柔軟な文字列条件を構築
  • NOT関数と組み合わせて「すべて満たさない」条件を表現

 

関連関数

  • AND:すべての条件がTRUEならTRUE
  • IF:条件に応じた処理
  • NOT:論理の反転