MID関数は、文字列の途中から指定した文字数だけを取り出す関数です。部分的なデータ抽出に便利で、LEFTやRIGHTでは対応できない場合に使います。
コピペしてすぐ使える
=MID(
後ろに 対象の文字列・開始位置・文字数 を指定します。
構文と引数の意味
=MID(文字列, 開始位置, 文字数)
- 文字列:対象となる文字列やセル
- 開始位置:何文字目から取り出すか(1文字目は「1」)
- 文字数:何文字分取り出すか
使用例
=MID("ABCDE", 2, 3)
→「BCD」が返されます
=MID(A1, 5, 2)
→ A1セルの5文字目から2文字を取得
よくあるエラーと対策
エラー | 原因 | 対策 |
---|---|---|
#VALUE! | 開始位置や文字数に不正値がある | 正の整数を使う |
空白が出る | スペースが含まれている | TRIM関数で除去 |
応用テクニック
- 品番や商品コードの一部抽出
- 固定長データから中間部分だけ取得
- 電話番号から市外局番などを抜き出す
関連関数
- LEFT:先頭から取得
- RIGHT:末尾から取得
- LEN:文字数カウント