IFNA関数は、数式が #N/Aエラー のときに指定の値を返し、それ以外のエラーはそのままにする関数です。VLOOKUPやXLOOKUPとの組み合わせで使われることが多いです。
コピペしてすぐ使える
=IFNA(
上のコードをコピーして、後ろに 値, エラー時の値 を続けて使います。
構文と引数の意味
=IFNA(値, エラー時の値)
- 値:計算または関数(例:VLOOKUP)
- エラー時の値:#N/Aエラーだった場合に返す値
使用例
=IFNA(VLOOKUP("山田", A2:B10, 2, FALSE), "見つかりません")
「山田」が見つからなかった場合、「見つかりません」と表示されます。
よくあるエラーと対策
エラー | 原因 | 対策 |
---|---|---|
#NAME? | IFNAに対応していない古いExcel | Excel 2013以降を使用する |
他のエラー | #DIV/0! や #VALUE!などは処理されない | すべてのエラーを処理したい場合は IFERROR を使う |
応用テクニック
- 検索値が見つからないときだけ空白にする:
=IFNA(XLOOKUP(A1, B:B, C:C), "")
- 入力ミスや未登録データを検出して「該当なし」と表示する
関連関数
- IFERROR:すべてのエラーに対応
- VLOOKUP:検索関数
- XLOOKUP:新しい検索関数