CONCAT関数は、指定した複数の文字列やセルの値を、区切りなしでそのまま結合する関数です。Excel 2019以降の新関数で、従来のCONCATENATE関数の後継です。
コピペしてすぐ使える
=CONCAT(
後ろに 結合したい文字列やセル範囲 をカンマ区切りで指定します。
構文と引数の意味
=CONCAT(文字列1, [文字列2], ...)
- 文字列:結合したいセル・値・文字列を指定(範囲でも可)
使用例
=CONCAT(A1, B1, C1)
A1, B1, C1の内容をそのまま結合して1つの文字列にします。
=CONCAT(A1:A3)
A1〜A3の値を結合。空白セルも含まれます。
よくあるエラーと対策
エラー | 原因 | 対策 |
---|---|---|
#VALUE! | 非対応データ型を指定している | 結合対象のデータを確認 |
空白が入る | 範囲内に空白セルがある | 空白を除外したい場合はTEXTJOINを使う |
応用テクニック
- 住所や氏名など、複数項目を1セルにまとめる
- 「年」「月」「日」など別セルに分かれた日付を1つに
- シンプルな結合でよければTEXTJOINより軽くて早い
関連関数
- TEXTJOIN:区切り文字ありで結合
- TEXT:書式付きで文字列化
- &(アンパサンド):従来の結合方法