【Excel関数辞典】AVERAGEIFS関数の使い方と構文・複数条件での平均計算・実用例とエラー対策(初心者向け)

AVERAGEIFS関数は、複数の条件に一致するセルだけを対象に、平均値を求める関数です。AVERAGEIFの複数条件版として、データ分析でよく使われます。

 

コピペしてすぐ使える

=AVERAGEIFS(

上のコードをコピーして、後ろに 平均範囲, 条件範囲1, 条件1, … を続けて使います。

 

構文と引数の意味

=AVERAGEIFS(平均範囲, 条件範囲1, 条件1, [条件範囲2, 条件2], ...)

  • 平均範囲:平均をとりたいセル範囲
  • 条件範囲:条件を判定する対象のセル範囲
  • 条件:その範囲に対して判定する条件(例:”女性”, “>=60″)

 

使用例

=AVERAGEIFS(C2:C10, A2:A10, "女性", B2:B10, ">=60")

A列が「女性」で、かつB列が60以上の行について、C列の平均を求めます。

 

よくあるエラーと対策

エラー原因対策
#DIV/0!条件に合うデータがない条件が正しいか、全角/半角など確認
#VALUE!範囲のサイズが違うすべての範囲を同じ行数・列数に揃える

 

応用テクニック

  • 複数条件でデータを絞り込み、平均値を出せるのでレポート作成に最適
  • 「日付」「性別」「カテゴリ」など複合条件を組み合わせることで柔軟な集計が可能

=AVERAGEIFS(D2:D100, B2:B100, "営業", C2:C100, ">=2024/01/01")

営業部かつ2024年以降の売上平均を出す例です。

 

関連関数

  • AVERAGEIF:単一条件で平均
  • COUNTIFS:複数条件で件数をカウント
  • SUMIFS:複数条件で合計