AND関数は、すべての条件が TRUE のときに TRUE を返す関数です。IF関数と組み合わせて「〇かつ〇のときに~する」といった条件設定に使われます。
コピペしてすぐ使える
=AND(
上のコードをコピーして、後ろに 条件1, 条件2, … をカンマ区切りで続けます。
構文と引数の意味
=AND(条件1, 条件2, ...)
- 条件1, 条件2, …:TRUEかFALSEを返す式や比較
使用例
=AND(A1>=70, B1="合格")
A1の点数が70以上かつ、B1が「合格」の場合にTRUEになります。
=IF(AND(C1>=10, C1<=20), "範囲内", "範囲外")
C1の値が10以上かつ20以下の場合に「範囲内」と表示されます。
よくあるエラーと対策
エラー | 原因 | 対策 |
---|---|---|
#VALUE! | 条件に文字列など比較不可な値 | 数式・セル参照の内容を確認 |
常にFALSEになる | 条件が厳しすぎる | 1つずつ検証して見直す |
応用テクニック
- IFと組み合わせて「複数条件で分岐」
- AVERAGEと併用して「平均が〇以上かつ×以下」などを判定
- NOTと組み合わせて「いずれかが満たされていない場合」を表現
関連関数
- OR:いずれかがTRUEならTRUE
- IF:条件に応じた処理
- NOT:論理の反転