【Excel関数辞典】SUMIFS関数の使い方と構文・複数条件での合計・エラー対策と応用例(初心者向け)

SUMIFS関数は、複数の条件に一致するセルだけを対象に、合計を求める関数です。SUMIFの発展版として、より柔軟な集計が可能です。

 

コピペしてすぐ使える

=SUMIFS(

上のコードをコピーして、後ろに 合計範囲, 条件範囲1, 条件1, … を続けて使います。

 

構文と引数の意味

=SUMIFS(合計範囲, 条件範囲1, 条件1, [条件範囲2, 条件2], ...)

  • 合計範囲:加算対象となる数値セル範囲
  • 条件範囲:条件をチェックするセル範囲
  • 条件:範囲内で判定する条件(例:”女性”, “>1000″)

 

使用例

=SUMIFS(C2:C10, A2:A10, "女性", B2:B10, ">=60")

A列が「女性」で、かつB列が60以上の行について、C列の合計を出します。

 

よくあるエラーと対策

エラー原因対策
#VALUE!範囲のサイズが異なるすべての範囲を同じ行数・列数に揃える
0になる条件に合うデータがない条件の表記や範囲を再確認する

 

応用テクニック

  • 複数条件で正確な合計を抽出できるのでレポートや分析に必須
  • 文字列・数値・日付などの複合条件にも対応

=SUMIFS(D2:D100, B2:B100, "営業", C2:C100, ">=2024/01/01")

営業部かつ2024年以降の売上合計を求める例です。

 

関連関数

  • SUMIF:単一条件で合計
  • COUNTIFS:複数条件で件数カウント
  • AVERAGEIFS:複数条件で平均